最近、薄手のカーテンを取り入れる家庭が増えています。
室内を明るく保ちながら、適度な目隠し効果も得られるため、ナチュラルなインテリアにぴったりです。
しかし、薄手のカーテンは遮光性や防犯性に弱いというデメリットも。
特に100均のダイソー遮光カーテンは、実際には「透ける」という口コミが多く、遮光性能がしっかりしていないことを考慮すると、コストパフォーマンス面で少し割高に感じる場合もあります。
100均のカーテンって本当に遮光できるの?この疑問に答えるために、実際にダイソーの遮光カーテンを取り付けて検証してみました。結論から言うと、「一時的な目隠しや応急的な用途では“アリ”」ですが、本格的に光を遮るには正直物足りないです。
本格的な遮光や防犯対策を求めるなら、専門店の高機能カーテンがおすすめです。
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この記事では、私自身が実際に使用した率直な感想をお伝えし、ダイソー遮光カーテンの本当の価値をわかりやすくお届けします。
- 元ホームセンターの販売員として、10年以上インテリア部門を担当
- お客様の理想の空間づくりをサポート
製品概要:ダイソーの遮光カーテンとは?


ダイソーで販売されている遮光カーテンは、「ドレープタイプ」と呼ばれる少し厚手の生地を使用したモデルです。
価格は税込550円。
サイズは以下の3種類から選べます。
- 100cm×140cm:330円(税込)
- 100cm×178cm:440円(税込)
- 100cm×200cm:550円(税込)
今回は一番大きい100×200cmサイズを購入しました。
素材はポリエステル100%で、軽くて扱いやすいのが特徴です。パッケージには「遮光率99.55%」の文字。
手軽に取り付けられて、部屋の雰囲気を変えたい人にはうってつけのアイテムに見えました。
実際に取り付けてみたらどうだった?


早速、引っ越したばかりの部屋の掃き出し窓に取り付けてみました。
カーテンレールには元々何もついていなかったので、別売りのカーテンフック(110円)も一緒に購入。1枚につき5個のフックが必要なので、2枚で10個=220円が追加出費になります。
開封して最初に感じたのは、「生地がとにかく軽い」ということ。折りたたんで持ち運びやすいし、取り付けも5分もかからずに完了しました。
一人暮らしや女性の方でも簡単に設置できるのは嬉しいポイントです。
ただ、夜になって照明をつけたとき、違和感に気づきました。外から窓を見てみると、部屋の中のシルエットがはっきり浮かび上がっていたのです。


なぜ透けてしまうのか?
遮光率が99.55%と聞くと、「ほとんど光は通さないのでは?」と思いがちですが、この数値には落とし穴があります。
まず、「遮光率」は一定の測定条件下で計測されたものであり、実際の使用環境(太陽光の角度、室内の照明、窓の大きさなど)によっては効果が変動します。
ダイソーのカーテンは裏地の遮光コーティングが薄く、生地自体の厚みも控えめ。そのため、強い日差しや間接照明でも光を通してしまう場面が多くなります。
さらにサイズが「幅100cm固定」なので、一般的な掃き出し窓に対してはどうしても左右に隙間ができてしまい、そこからも光が漏れてしまいます。
実際のコストを計算してみた
100均といえば「安い」というイメージがありますが、遮光カーテンの場合、実際には思ったほど安くはありません。
以下が、掃き出し窓1枚分に必要なアイテムと費用の内訳です。
項目 | 単価(税込) | 必要数 | 小計(税込) |
遮光カーテン | 550円 | 2枚 | 1,100円 |
カーテンフック | 110円 | 2セット | 220円 |
合計 | 1,320円 |



これを見て「安い」と思うか、「ちょっと高い」と感じるかは人それぞれかもしれません。
ただし、遮光性能がしっかりしていないことを考慮すると、少し割高に感じてしまいました。
「でも100均なら仕方ない」という声に対して
たしかに、550円でカーテンが買えるのは魅力です。お試し感覚や応急的な使い方としてはアリです。
引っ越し直後でまだ本格的なカーテンが用意できていない時や、ゲストルームなど普段あまり使わない部屋での使用には向いています。
ただ、「光を完全に遮断したい」「外から中を見えにくくしたい」といった目的には向いていません。
防犯やプライバシーの観点から見ても、安心感には欠けると言えるでしょう。
しっかり遮光できるカーテンはこちら
SNSでも賛否が分かれる
実際にX(旧Twitter)でも、ダイソー遮光カーテンに関する声がいくつも見られました。
ダイソーの遮光カーテンとレースカーテン、ともに300円だけどそれなりにつかえるじゃないかな?個人的には300円でこれはあり。 pic.twitter.com/EiuQO9lCZH
— イズミ (@peyang21) August 7, 2021
「とにかく安くて助かった」「軽くて取り付けが楽だった」というポジティブな声もありました。
ダイソーで遮光カーテン見つけて、ものは試しに買ってみたんだけど、フック付けるだけで破けて、まさに安物買いの銭失い。 pic.twitter.com/8FpQP47xW4
— はおめい (@mahirunrun) February 23, 2024
右、ダイソーで300円だったカーテン
— リョク (@ryokumido84) February 17, 2015
左、楽天で3,000円の遮光カーテン
すごい。 pic.twitter.com/3y2Kg6hoCN
「透けて見えた」「遮光性はあまり感じない」「レースカーテンレベルだった」という口コミも。。
|谷゚) ダイソーの500円カーテンからニトリの2級遮光カーテンに変えたら日の出で目をヤられなくなった。快適です☀️ pic.twitter.com/2ZQ3467e9M
— ✠ 要萌✠ 😈chat✡noir🤍 (@giger69) June 10, 2023
やっぱり100均は“それなり”の実力。寝室にはワンランク上を選ぶのが正解かも。
ダイソーの遮光カーテンは、否定的な意見が多いです。
まとめ:遮光カーテンというよりは“目隠しカーテン”
実際に使ってみて感じたのは、「遮光」という名前に過度な期待をしないことが大事だということ。
あくまで目隠し程度に考えておけば、価格以上の働きはしてくれます。
とはいえ、夜間のプライバシー確保や日差し対策を重視するなら、遮光等級が1級のしっかりしたカーテンの方が満足度は高いです。
結論として、ダイソーの遮光カーテンは“応急処置”や“簡易対策”としての利用におすすめです。
本格的な遮光や防犯を求める人には、物足りなさを感じるかもしれません。
【まとめ】本気で遮光・防犯対策するなら
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