「100均のカーテンって、実際に透けないの?」
ダイソーやセリアなどのプチプラ商品は手軽で魅力的ですが、遮光性や防犯面に不安を感じる方も多いはず。
この記事では、実際に100均のカーテンを使って検証したリアルなレビューと、光漏れの原因、各ショップの特徴を比較しながら、透けにくいカーテンの選び方を解説します。
安くてもしっかり遮光できるのか?本当に透けないカーテンはどこで買うべきか?
その疑問に、実例とともにお答えします。
あなたの部屋に合ったカーテン選びのヒントを、この記事からぜひ見つけてください。
100均で透けないカーテンは買えるのか?
100均で透けないカーテンは買えるのか?という疑問について、実際の比較や使用体験をもとに解説します。
それでは、それぞれのポイントについて順に見ていきましょう。
①100均カーテンの「遮光性」は本当にある?
100均ショップのカーテンには「遮光カーテン」と表示されている商品が一部存在しますが、実際には「遮光等級(1級〜3級)」の明記はなく、どの程度光を遮るのか不明確なことが多いです。
特にダイソーやキャンドゥでは、遮光と書かれていても光を通す生地が使われていることもあり、暗さやプライバシー保護を期待して購入した人にとっては期待外れとなるケースもあります。
筆者の体験でも、ダイソーの遮光カーテンを夜間に照明をつけて使用したところ、影や動きがうっすら透けて見える状況が確認されました。
つまり「遮光と書いてある=完全遮光」ではなく、あくまで簡易的な目隠しレベルのものと捉えるべきでしょう。
②ダイソー・セリア・キャンドゥを比較



100円ショップで購入できるカーテンには、ブランドごとに品揃えや品質に特徴があります。
ここでは「ダイソー」「セリア」「キャンドゥ」の3社について、実際の取扱商品や遮光性、素材などを比較してみました。
ブランド | 遮光性 | サイズ展開 | デザイン傾向 | 価格帯 |
---|---|---|---|---|
ダイソー | 「遮光」と明記された商品あり(遮光等級はなし) | 100×140cmなど中型窓対応あり | 無地・シンプルカラー中心 | 300〜500円が主流 |
セリア | 基本的に遮光カーテンの取り扱いなし | カフェカーテン中心(約45〜100cm) | 北欧柄・ナチュラル系が豊富 | 100〜200円が中心 |
キャンドゥ | 遮光表記なし、レース・薄手素材が多い | やや小さめの装飾用サイズが多い | モノトーン・シンプル系中心 | 100〜300円程度 |
この比較から分かるように、「100均で遮光カーテンが手に入る」のは現状、ダイソーが中心です。
セリアとキャンドゥは「装飾・カフェカーテン」の色合いが強く、透け感の強いレース素材や薄手の布が主力です。
とくにセリアはデザイン性に優れたアイテムが多いため、目隠しや間仕切りとしては優秀ですが、夜間の遮光には適していません。
「本格的に光や視線を遮りたい」というニーズには、ダイソー以外の100均は対応しきれないのが現状です。
③実際に使ってみた効果・口コミ
実際にダイソーやセリアなどの100均カーテンを使ってみた体験をもとに、遮光性や使い勝手についてのリアルな印象をお伝えします。
筆者が使用したのは、ダイソーの「遮光カーテン(グレー・300円商品)」です。
窓に取り付けて日中に使ったところ、外からの直射日光をある程度遮ることができ、部屋の明るさも若干落ち着いた印象になりました。

しかし、夜に部屋の照明をつけた状態では、外から人の影や動きがうっすらと透けて見える状況に。

完全な遮光を期待していた場合には、やや物足りない性能であると感じました。
ネット上でも以下のような口コミが見受けられます:
- 「遮光と書いてあるけど、夜は影が見えました」
- 「遮光というより、目隠し程度かな。期待しすぎると失敗します」
- 「見た目はシンプルで気に入った。価格を考えると十分」
- 「ミラーレースと併用したら少し安心できた」
このように、使用者の多くが「安いから仕方ない」「とりあえず使える」といった前提で満足しており、過度な期待をしないことが成功のコツと言えます。
100均カーテンは、“遮光性の高さ”ではなく、“使い方の工夫”によって性能をカバーしていくスタイルが合っています。
④100均カーテンのメリット・デメリット
100円ショップで買えるカーテンには、価格の安さをはじめとした魅力がある一方で、使い方を誤ると期待外れになってしまうこともあります。
実際に使用して感じたメリットとデメリットを以下にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
・とにかく安価(300円〜500円程度) ・引っ越し直後や仮住まいに最適 ・デザインがシンプルで部屋になじみやすい ・DIYや目隠し用として多用途に使える | ・遮光性は限定的(完全遮光は期待できない) ・サイズ展開が少なく窓に合わないことがある ・夜間はシルエットが透けるリスクあり ・縫製や生地の品質は価格相応 |
特に「遮光性にこだわりたい」「外からの視線を完全に防ぎたい」というニーズには不向きです。
一方で、「とりあえず今すぐカーテンが必要」「価格を抑えたい」「目隠し程度でOK」といった目的であれば、十分に満足できるでしょう。
筆者としては、100均カーテンは“目的が合えば最高にコスパの良いアイテム”だと感じています。
セリアのカーテンは透けない?特徴と注意点
セリアのカーテンは透けない?特徴と注意点について解説します。
100円ショップの中でも、セリアは特に“デザイン性重視”で人気のあるブランドです。
ただし、遮光性という観点では他社と大きく異なる特徴があるため、購入前にしっかり把握しておくことが大切です。
①取り扱いサイズと種類

セリアで販売されているカーテンは、主に「カフェカーテン」や「目隠し布」として設計された商品が中心です。
カフェカーテン

サイズはおおむね幅45cm〜100cm・丈45cm〜90cmほどと、小窓やキッチン、洗面所などで使いやすい設計になっています。
いわゆる「ドレープカーテン」「遮光カーテン」といったタイプの本格カーテンは、セリアでは取り扱いがほとんどありません。
そのため、寝室やリビングなどの大きな窓に使える商品を探している方には不向きと言えます。
②素材とデザインの特徴

セリアのカーテンの最大の特徴は、100円という価格帯ながらも、デザイン性に優れている点です。
北欧柄・花柄・チェック柄など、インテリア映えするおしゃれなパターンが豊富にそろっており、「プチプラで雰囲気を変えたい」というニーズには非常にマッチしています。
素材はポリエステルや綿混などが中心で、薄手の生地が多く、軽やかで柔らかい印象を与えるものがほとんどです。
逆に言えば、生地が薄いため、光を通しやすく、外からの視線や日差しを完全に遮る目的には向いていません。
また、フック式ではなく、突っ張り棒で吊るすタイプがほとんどなので、強度や取り付け安定性の面でも限定的です。
「とにかく見た目重視」「部屋にアクセントを加えたい」という用途には最適ですが、「機能性カーテン」としての期待は控えめにしておくのが無難です。
③遮光性の検証と実体験

セリアのカーテンについて、「透けないのか?」という視点で実際に使用してみたところ、結論から言えば「透けます」。
使用したのは、ナチュラル系の生成り色カフェカーテンで、洗面所の小窓に突っ張り棒で取り付けて検証しました。
日中でも日差しをうっすらと通し、光を完全に遮断するというよりは「やわらかく和らげる」程度の効果でした。
夜間、室内の照明をつけた状態では、外からシルエットや手の動きが透けて見えるほどで、プライバシー性の高い環境には適さない印象です。
また、素材自体が薄く、レース生地に近いものも多いため、直射日光や街灯の強い光を遮る力はほとんど期待できません。
ただし、キッチン・洗面所・収納スペースなどの“目隠し用”として使う分には十分な効果を発揮してくれます。
「視線を少し遮りたい」「空間をおしゃれに見せたい」といったライトな用途であれば、コスパは非常に高いと感じました。
④他の100均との違い・評価まとめ
セリアのカーテンは、100均の中でも特に「見た目」や「デザイン性」に優れており、機能性よりもインテリア性を重視したい方におすすめのアイテムです。
一方で、遮光性や防犯対策としての実用性は低く、「カーテンとしての役割をどこまで求めるか」が選択のポイントになります。
他の100均と比較すると、以下のような違いが明確です:
ブランド | 主な強み | 向いている用途 |
---|---|---|
セリア | おしゃれなデザイン・豊富な柄 | 小窓・収納・インテリアの目隠し |
ダイソー | 遮光と書かれた実用品あり | 中型窓・簡易的な遮光用途 |
キャンドゥ | シンプル・実用寄り | 雑貨感覚での仕切りや装飾用 |
このように、セリアは「本格カーテン」というよりも、「おしゃれな布アイテム」として活用するのがベストな使い方です。
遮光や防犯を重視する場合には、セリア単体での利用は避け、ミラーレースや遮光裏地などと併用することで、一定の安心感を得ることができるでしょう。
100均でも透けないカーテンは買える?
100均でも透けないカーテンは買えるのか?という疑問に対して、実体験・比較・検証をもとにまとめます。
チェックポイント | 内容 |
---|---|
遮光性の実態 | ダイソーはある程度遮光するが、完全遮光ではない |
デザイン性 | セリアはおしゃれだが機能性には欠ける |
サイズ・設置性 | 突っ張り棒用・小窓サイズが中心で応用には工夫が必要 |
用途 | 仮住まい・目隠し・簡易遮光には◎、本格遮光には△ |
100均のカーテンは価格以上の価値を提供してくれる一方で、「完全に透けを防ぎたい」「夜間のプライバシーを守りたい」といった本格的な遮光ニーズには不向きなことが多いです。
そのため、活用する際には目的を明確にし、必要に応じて裏地やレースカーテンとの併用などで工夫することが大切です。
コスト重視・デザイン重視のライトユーザーにとっては、十分に満足できる選択肢と言えるでしょう。
カーテンの光漏れ対策に使ってみた100均アイテム5選
100均グッズの中にも、「この使い方なら意外とアリかも」と思えるアイテムがあります。
以下は、実際に使ってみて便利だったもの、光漏れ対策に役立ったものをピックアップしました。

✅ 1. 突っ張り棒(伸縮タイプ)

設置が簡単で、穴を開けずに使える定番アイテム。
カーテンだけでなく、布や目隠しシートを掛ける際にも便利です。
幅に合わせて調整できるので、賃貸や小窓にぴったり。
ポイント: 横幅の長いものを選ぶと、隙間からの光漏れを減らせます。
✅ 2. リングクリップ・カーテンクリップ
100×140cmの布やレースカーテンなど、既製サイズが合わないときに便利。
布を挟むだけでカーテンレールや突っ張り棒に吊るせるので、DIY感覚で目隠しができます。
ポイント: ドレープをつくることで、自然な遮光効果もアップします。
✅ 3. リングクリップ・カーテンクリップ
100×140cmの布やレースカーテンなど、既製サイズが合わないときに便利。
布を挟むだけでカーテンレールや突っ張り棒に吊るせるので、DIY感覚で目隠しができます。

ポイント: ドレープをつくることで、自然な遮光効果もアップします。
ダイソーで手に入る「カーテン隙間防止クリップ サイド用」は、カーテンの左右から差し込む光をブロックしたい方におすすめのアイテムです。
粘着テープ付きのステンレスパネルと磁石クリップがセットになっており、取り付けもシンプル。
両開きカーテンの接合部分に装着することで、隙間風や光漏れを和らげる効果があります。
カーテンの横からの光漏れ対策用に使えます。
粘着テープ式のマグネット用ステンレスパネルと目立ちにくい半透明のマグネット付きのクリップを左右のカーテンに取り付けるだけで隙間風や光漏れを防ぐことができます。

パネルを裏面の粘着テープに固定して、クリップをサイドのカーテン生地に差し込みます。


さすがダイソー。これなら私でもできそう!!
特に魅力的なのは、マグネット式で工具が不要な点です。
左右のカーテンを「パチッ」と固定できる仕組みで、思い立ったときにすぐ試せるのがポイント。
ただし、粘着テープの耐久性には限界があるため、長期間の使用にはやや不安が残ります。
また、クリップ部分が視認できる位置にあるため、インテリア性を重視する空間では目立ちやすくなる可能性も。
応急処置としては十分ですが、見た目とのバランスも考えて使用したいところです。
✅ 4.カーテン隙間防止クリップ(seria)
セリアで販売されている「カーテン隙間防止クリップ」は、透明な素材を活かしたインテリアになじみやすい設計が特徴です。
小さな磁石が内蔵されたクリップをカーテン同士に取り付けることで、中央から漏れる光を抑えることができます。


セリアは、日本製の商品が多く、メーカーと共同開発する取り組みもしているし。DIY関連の商品も多いのが特徴です。


カーテン隙間防止クリップの種類も豊富に揃っている!!



カーテン隙間防止クリップの種類も豊富に揃っている!!
手のひらほどの小さなパーツの中に磁石が入っており生地同士を固定することで、カーテン両開き用の隙間対策に使えます。
一般的な磁石より強力なので上・下・中央の3カ所にカーテン隙間防止クリップつければ、カーテン中央からの光漏れを防ぐことができます。





カーテンの中央から光漏れしてる。。。(泣)



実際にセリアのカーテン隙間防止クリップを取り付けてみましたが、完全に光漏れを防ぐことは難しかったです。
商品の性質上「厚手の生地に使えない」「レースカーテンに使えない」など使用用途に制限があります。使う時も「クリップの位置と磁石の向きに気をつける必要がある」など使い勝手の悪さもあります
透明なクリップなので目立たないためリビングやおしゃれな和室におすすめです。



応急対策として、両開きのカーテン用の光漏れには使えそう!
このクリップは3つの位置(上・中央・下)にバランスよく配置することで、カーテンのたわみを抑えながら隙間を封じる役割を果たします。
特に中央部分の光漏れに悩んでいる方には、コスパ良く対策できる心強いアイテムです。
加えて、日本製の商品が多いセリアでは、作りの精度も高く、DIY初心者でも扱いやすい点が評価されています。
ただし、強力すぎる磁石ではないため、重たいカーテンでは固定力が不足することも。
設置する位置やカーテンの素材との相性を見ながら工夫する必要があります。
✅5. 遮光シート・断熱アルミシート(Can★Do)、リングピンチカーテンクリップ(seria)
光だけでなく、熱も遮ってくれる優れもの。
特に夏場や西日の強い部屋では、カーテンと併用することで効果的です。
窓サイズに合わせてカットできるので、使い方も自由自在。


ポイント: シートは「外から見えにくい」タイプを選ぶと防犯面でも◎
Can★Doのアルミシートと、Seriaのリングピンチカーテンクリップを組み合わせると、裏面全体をカバーする「DIY式遮光強化」が可能になります。
リング部分をカーテンのフックにかけて、アルミシートをクリップで挟み、内側全体を覆うように配置すれば、断熱効果と光遮断を同時に狙えます。


カーテンのフックにリングピンチカーテンクリップ(seria)のリング部分をつけました。
クリップでアルミシートを挟みカーテンの裏側全体を覆う感じでDIYしました。


アルミシートのサイズが約180×90cmなのでリビングによくある大きな吹き出し窓には使えません。
また、外からの光を取り込みたい時にリングピンチカーテンクリップ(seria)からアルミシート(Can★Do)を外す必要があり、使用用途が限られます。
「カーテン全体を覆って遮光性アップしたい」、「断熱効果も期待したい」、「オーダーカーテンの納期が間に合わない」などの人におすすめの応急対策です。
特に冬場の冷気や、夏場の熱気対策としても一定の効果が期待できるため、「とりあえず今すぐなんとかしたい」というシーンでは重宝されます。
ただし、アルミシートは反射性が高いため、日中の自然光を取り入れたいタイミングには取り外す必要があります。
また、サイズが限られているため、大きな掃き出し窓などには対応しにくい点もネック。
あくまで「一時的な対策」として考えるのが現実的です。
視覚的にもかなりチープな印象になるため、見た目を気にする方は取り外しやすく工夫するのがポイント。
📊 比較表案|「どのカーテンが自分に合う?」を整理する
100均のカーテンと、他ブランドのカーテンを「目的別」に比較して提示することで、読者が自分に合った選択肢を見つけやすくなります。
用途・目的 | 向いている商品 | 特徴 | 価格帯目安 |
---|---|---|---|
応急処置や目隠し | ダイソー・セリアなどの100均 | 安価・軽量・簡単DIY向き | ~1,000円 |
寝室・遮光目的 | ニトリ・通販(遮光1級) | 遮光性・断熱性・防音対応もあり | 2,000〜6,000円 |
見た目も重視したい | びっくりカーペット・パーフェクトスペース館 | 北欧風や高級感のあるデザイン | 1,500〜6,000円 |
家具と一緒に揃えたい | 家具350 | カーテンとインテリアをまとめて購入 | 2,000〜5,000円 |
📝 選び方のコツ: 「どこで使うか」と「何を重視したいか」で選ぶと、後悔のない買い物につながります。
まとめ|100均カーテンでも透け対策はできる?
この記事では、ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100均カーテンの遮光性を検証し、それぞれの特徴や使い方、光漏れを防ぐための工夫まで詳しくご紹介しました。
結論として、100均カーテンでも一定の目隠しや光漏れ対策は可能ですが、「完全な遮光」や「防犯対策」には不向きな点があるため、目的に応じた使い分けが必要です。
使用目的 | おすすめの対応 | ポイント |
---|---|---|
目隠し・一時的な遮光 | 100均+工夫アイテム | 突っ張り棒や遮光シートの併用で効果アップ |
本格的な遮光・防犯 | 遮光等級1級カーテン | 厚手生地+ミラーレースとの2重構造が安心 |
おしゃれに仕上げたい | セリアやニトリの北欧風 | 見た目を重視しつつ遮光性も意識 |
「今すぐどうにかしたい」「なるべく費用を抑えたい」という方には、100均アイテムをうまく使った応急処置が非常に有効です。
一方で、長期間使用する予定の方や、防犯意識の高い一人暮らし女性には、本格的な遮光カーテンの導入を検討してみてください。
🛋️「安くても、ちゃんと遮光できるカーテンが欲しい…」という方は、
✨人気の遮光カーテンを徹底比較したこちらの記事もぜひ参考にしてください。
価格・遮光性・デザインのバランスを重視した選び方がわかります🔍