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パンくんのカーテン教室 第3回|夏の暑さ対策に本当に効果があるのは?
今回は「遮光カーテンは夏の暑さに効くのか?」という、意外と多い疑問について解説します。
遮光・遮熱・断熱、それぞれの役割と効果をわかりやすく比較しながら、暑さ対策に最適なカーテン選びを一緒に見ていきましょう。
①遮光・遮熱・断熱の違いとは?
一見似ているようで、実は機能が全く違う「遮光」「遮熱」「断熱」。それぞれの違いを表にまとめました。
種類 | 主な効果 | 特徴 | おすすめの用途 |
---|---|---|---|
遮光カーテン | 光(可視光線)を遮る | 部屋が暗くなる/遮熱性能は低め | 朝日・西日がまぶしい寝室・リビング |
遮熱カーテン | 太陽の熱(赤外線)を反射・遮る | 室温上昇を防ぐ/明るさは確保しやすい | 夏場の日差しが強い南向きの窓 |
断熱カーテン | 外気の温度を通しにくくする(熱の流入・流出を防ぐ) | 冷暖房効率が上がる/冬にも効果あり | 夏も冬も快適にしたい家全体や書斎 |
②本当に効果があるのはどれ?
「暑さ対策」として効果的なのは、遮熱カーテン+断熱裏地の組み合わせです。
遮光カーテンは確かに光を遮りますが、実は“熱”までは遮れません。
太陽熱の多くは赤外線に含まれているため、「赤外線を反射する遮熱カーテン」の方が体感温度の上昇を防ぎます。
さらに、断熱カーテンを内側にかけることで、冷房の効率を逃がさず保てます。
③部屋ごとに最適なカーテンの選び方
- 南向きリビング:遮熱レース+遮光1級のドレープ
- 西日が強い子供部屋:遮熱+UVカット機能付きがおすすめ
- 書斎・仕事部屋:断熱+遮熱でエアコン効率UP
パンくんも、夏の昼間に仕事をする部屋は遮熱レース+厚手の断熱カーテンを組み合わせています。
部屋の方角や用途によって、最適な組み合わせは変わりますよ。
④冷房効率を上げて電気代を下げる方法
カーテンを工夫することで、実際に電気代にも差が出ます。
たとえば「断熱+遮熱カーテン」に切り替えることで、エアコンの設定温度を1〜2℃上げても快適に過ごせることも。
パンくんの家でも、電気代が月に約800円ほど安くなりました。
また、カーテンの隙間を減らす「サイドタッセル」や「カーテンボックス」も、冷気漏れを防ぐポイントです。
パンくんのまとめとおすすめ
- 光がまぶしい→遮光カーテン
- 暑さがつらい→遮熱カーテン
- 冷房効率を上げたい→断熱カーテン
おすすめは「遮熱+断熱」のダブル使い!夏も快適になりますよ。