朝のまぶしい日差しや、夜の街灯の光。
遮光カーテンを使っているのに「なんか光が漏れてる…」と感じたこと、ありませんか?
カーテンの隙間から入ってくる光は、睡眠の質やプライバシーに大きな影響を与えるもの。そんなときに役立つのが、100円ショップで手に入る光漏れ対策商品です。
この記事では、100均で見つかる「応急的な光漏れ対策グッズ」の中でも特におすすめのアイテムを3つ厳選してご紹介します。
ただし、便利な反面「DIYの手間」「効果の限界」「見た目の問題」もあるので、そのあたりもしっかりお伝えします。

さらに最後には、「本気で光漏れを改善したい人」向けの根本的な対策方法についても提案します。ぜひ参考にしてみてください。
100均で光漏れ対策のデメリット
窓とカーテンの隙間による光漏れ。。。
手軽に手に入る100均グッズで応急対策ができます。
でも、実際に使ってみると「ちょっと微妙…?」と感じたことはありませんか?
今回はそんな100均アイテムの中でも、応急的に使えるおすすめのアイテムを紹介します。
実際に使ってわかったデメリットや注意点も、あわせて詳しく解説していきます。
DIYが必要
100均で手に入る光漏れ対策アイテムは、基本的に「自分で工夫して使う」ことが前提になっています。
たとえば、カーテンの隙間をふさぐためのクリップや遮光テープ、シートなどは、一見便利そうに見えるものの、ピッタリの場所に貼ったり、ずれないように固定したりと、意外と手間がかかります。
また、設置方法にちょっとしたコツが必要で、説明書きも簡略化されていることが多いです。
そのため、使い方が分からずに戸惑ったり、何度も試行錯誤したりするケースもあります。
工具を使わずにできるとはいえ、DIY初心者にとっては少しハードルが高く感じることも。。。
特に複数のアイテムを組み合わせて使うような方法は、予想以上に時間がかかってしまうかもしれません。
「すぐにどうにかしたい」と思って買ってみても、設置に時間がかかることで余計にストレスを感じる可能性もあるので、使う前に設置方法や準備するものをしっかり確認しておくことが大切です。
光漏れの効果が期待できない
遮光テープやマグネットクリップなどの100均アイテムは、使い方次第である程度の光漏れを抑えることができます。ただし、完全に遮光できるわけではなく、「少しマシになったかな?」というレベルにとどまることが多いです。
特にカーテンの中央部分や、上下の隙間から差し込む光までは防ぎきれません。
また、使っているうちに粘着力が弱くなって剥がれてきたり、磁石がズレたりすることもあります。これにより、一度設置したあとも、定期的に手直しが必要になります。
さらに、光を完全に遮るには生地そのものの遮光性能が重要になるため、いくらグッズを追加しても「根本的な改善」にはつながりにくいというのが現実です。
一時的な対処法としてはアリですが、長期的な効果を期待するなら、他の選択肢も検討する必要があります。100均グッズは「応急処置」と割り切って使うのが現実的です。
見た目が残念
便利な100均アイテムですが、どうしても「見た目」に課題があります。たとえば、透明とはいえプラスチック製のクリップや、アルミ素材の遮光シートは、部屋の雰囲気と合わないことがあります。
特にインテリアにこだわっている方にとっては、部屋の美観を損なってしまう可能性が高く、設置した瞬間に違和感を覚えることも。。。



おしゃれな空間が、無機質でのような印象になってしまうのは残念ですよね。
せっかくの落ち着いた空間が、無機質な印象になってしまうのは残念ですよね。
また、100均の商品は価格相応の素材が多いため、使っているうちに変形したり、壊れたりしやすいという点にも注意が必要です。
長期間使うには不向きで、定期的な交換が前提となります。
そのため、来客時に急いで取り外したり、頻繁に付け替える手間を考えると、快適さを保つというよりは「一時的な妥協策」に近いと言えるでしょう。
お部屋のインテリアを重視する方は特に、この点を踏まえて利用判断するのが賢明です。
100均でおすすめの光漏れ応急対策アイテム


ちょっとした光漏れに悩んだとき、手軽に試せるのが100円ショップのアイテムたち。
特にカーテンの隙間をふさぐ商品は豊富に取りそろえられており、種類や使い方を工夫することである程度の改善が見込めます。
ここでは、特におすすめできる3つのアイテムをピックアップしてご紹介します。ただし、どれもDIYの要素を含んでいるため、設置の手間や効果の限界には注意が必要です。
それでは、具体的なアイテムを見ていきましょう。



これからご紹介する100均の商品で応急対策すれば、カーテンの光漏れに関する悩みに応急対策できます。
1,寝室での睡眠の妨げ
カーテンの隙間から朝日や街灯の光が漏れると、部屋が明るくなり、睡眠の質が低下する。特に早朝に光が入ると、目が覚めてしまう。
2,プライバシーの確保が難しい
光が漏れる隙間から室内が外から見えてしまう場合、特に夜間にプライバシーが損なわれることがある。近隣の目や外からの視線が気になることが多い。
これらの悩みは、カーテンのサイズや取り付け方、素材選びで改善できます。
カーテン隙間防止クリップ サイド用(DAISO)
ダイソーで手に入る「カーテン隙間防止クリップ サイド用」は、カーテンの左右から差し込む光をブロックしたい方におすすめのアイテムです。
粘着テープ付きのステンレスパネルと磁石クリップがセットになっており、取り付けもシンプル。
両開きカーテンの接合部分に装着することで、隙間風や光漏れを和らげる効果があります。


カーテンの横からの光漏れ対策用に使えます。
粘着テープ式のマグネット用ステンレスパネルと目立ちにくい半透明のマグネット付きのクリップを左右のカーテンに取り付けるだけで隙間風や光漏れを防ぐことができます。


パネルを裏面の粘着テープに固定して、クリップをサイドのカーテン生地に差し込みます。





さすがダイソー。これなら私でもできそう!!
特に魅力的なのは、マグネット式で工具が不要な点です。
左右のカーテンを「パチッ」と固定できる仕組みで、思い立ったときにすぐ試せるのがポイント。
ただし、粘着テープの耐久性には限界があるため、長期間の使用にはやや不安が残ります。
また、クリップ部分が視認できる位置にあるため、インテリア性を重視する空間では目立ちやすくなる可能性も。
応急処置としては十分ですが、見た目とのバランスも考えて使用したいところです。
カーテン隙間防止クリップ(seria)
セリアで販売されている「カーテン隙間防止クリップ」は、透明な素材を活かしたインテリアになじみやすい設計が特徴です。
小さな磁石が内蔵されたクリップをカーテン同士に取り付けることで、中央から漏れる光を抑えることができます。


セリアは、日本製の商品が多く、メーカーと共同開発する取り組みもしているし。DIY関連の商品も多いのが特徴です。


カーテン隙間防止クリップの種類も豊富に揃っている!!



カーテン隙間防止クリップの種類も豊富に揃っている!!
手のひらほどの小さなパーツの中に磁石が入っており生地同士を固定することで、カーテン両開き用の隙間対策に使えます。
一般的な磁石より強力なので上・下・中央の3カ所にカーテン隙間防止クリップつければ、カーテン中央からの光漏れを防ぐことができます。





カーテンの中央から光漏れしてる。。。(泣)



実際にセリアのカーテン隙間防止クリップを取り付けてみましたが、完全に光漏れを防ぐことは難しかったです。
商品の性質上「厚手の生地に使えない」「レースカーテンに使えない」など使用用途に制限があります。使う時も「クリップの位置と磁石の向きに気をつける必要がある」など使い勝手の悪さもあります
透明なクリップなので目立たないためリビングやおしゃれな和室におすすめです。



応急対策として、両開きのカーテン用の光漏れには使えそう!
このクリップは3つの位置(上・中央・下)にバランスよく配置することで、カーテンのたわみを抑えながら隙間を封じる役割を果たします。
特に中央部分の光漏れに悩んでいる方には、コスパ良く対策できる心強いアイテムです。
加えて、日本製の商品が多いセリアでは、作りの精度も高く、DIY初心者でも扱いやすい点が評価されています。
ただし、強力すぎる磁石ではないため、重たいカーテンでは固定力が不足することも。
設置する位置やカーテンの素材との相性を見ながら工夫する必要があります。
アルミシート(Can★Do)、リングピンチカーテンクリップ(seria)
Can★Doのアルミシートと、Seriaのリングピンチカーテンクリップを組み合わせると、裏面全体をカバーする「DIY式遮光強化」が可能になります。
リング部分をカーテンのフックにかけて、アルミシートをクリップで挟み、内側全体を覆うように配置すれば、断熱効果と光遮断を同時に狙えます。




カーテンのフックにリングピンチカーテンクリップ(seria)のリング部分をつけました。
クリップでアルミシートを挟みカーテンの裏側全体を覆う感じでDIYしました。


アルミシートのサイズが約180×90cmなのでリビングによくある大きな吹き出し窓には使えません。
また、外からの光を取り込みたい時にリングピンチカーテンクリップ(seria)からアルミシート(Can★Do)を外す必要があり、使用用途が限られます。
「カーテン全体を覆って遮光性アップしたい」、「断熱効果も期待したい」、「オーダーカーテンの納期が間に合わない」などの人におすすめの応急対策です。
特に冬場の冷気や、夏場の熱気対策としても一定の効果が期待できるため、「とりあえず今すぐなんとかしたい」というシーンでは重宝されます。
ただし、アルミシートは反射性が高いため、日中の自然光を取り入れたいタイミングには取り外す必要があります。
また、サイズが限られているため、大きな掃き出し窓などには対応しにくい点もネック。
あくまで「一時的な対策」として考えるのが現実的です。
視覚的にもかなりチープな印象になるため、見た目を気にする方は取り外しやすく工夫するのがポイント。
カーテンの買い替えを検討する
根本的に光漏れの悩みを解消したいなら、遮光性の高いカーテンへの買い替えがもっとも効果的な方法です。
100均グッズは応急処置には便利ですが、「遮光効果」「見た目」「耐久性」の面でどうしても限界があります。くり返し手間が発生し、長い目で見るとコストも手間も積み上がっていくからです。
100均のアイテムは一時的な対策としては使えますが、遮光性能は製品本体の構造に左右されます。
隙間を完全に塞ぐには、カーテン自体の素材や構造を見直す方が効果が高く、結果的に快適さが長続きします。遮光1級のカーテンであれば、99.99%以上の遮光率を誇り、睡眠の質や室内環境に大きく影響します。



100均グッズのほうが安く済むのでは?
という声もあるでしょう。
確かに初期費用は安く見えます。しかし、100均グッズは複数購入が前提で、設置や補修を繰り返すことになり、時間やストレス、見た目の損失も含めると“安く済んでいない”ケースが多いのです。
たとえば「遮光テープ+マグネットクリップ+遮光シート」を組み合わせて使った場合、最低でも500〜600円はかかります。
さらに取り付けや手直しに何度も時間を割くことになり、効果も限定的です。



一方、遮光1級の既製カーテン(約4,000〜6,000円)に買い替えれば、一度設置すれば長く使え、遮光性や見た目の満足度も格段にアップします。
以下に、比較表をまとめました
【100均応急グッズ vs 遮光カーテン】コスト比較表
項目 | 100均応急グッズ(合計) | 遮光カーテン(既製品) |
初期コスト | 約550円(5アイテム前後) | 約4,000円〜6,000円 |
設置・手直しの手間 | 高い(都度作業が必要) | 少ない(1回で完結) |
遮光性能 | 低〜中(50〜70%程度) | 高い(99.99%の1級遮光) |
耐久性 | 短期間(数ヶ月) | 長期間(5年以上) |
見た目 | かなりチープ、インテリアと不調和 | スタイリッシュで選択肢が豊富 |
快適さ | △(応急処置レベル) | ◎(根本改善) |
100均グッズは応急的な光漏れ対策としては役立ちます。
ただし、手間・効果・見た目・耐久性の点から見ると、最終的な満足度には限界があります。
もし長期間にわたって快適な睡眠環境や空間を手に入れたいなら、遮光性の高いカーテンへの買い替えは、費用対効果の面でも“賢い選択”と言えるでしょう。
まとめ
カーテンの光漏れに悩んだとき、100均グッズは「今すぐどうにかしたい!」という場面で心強い味方になります。
価格も手頃で、工夫次第ではある程度の効果も期待できます。
とくに、「カーテン隙間防止クリップ」や「アルミシート+クリップ」などは、ちょっとしたDIYで試しやすく、応急対策としては十分活用できるアイテムです。
ただし、こうした対策はあくまで一時的なものであり、、、
「DIYの手間がかかる」「見た目がややチープ」「完全な遮光は難しい」といったデメリットも忘れてはいけません。
もし、日常的に光漏れによるストレスを感じているなら、一度カーテンそのものを見直すことをおすすめします。
遮光性能の高いカーテンに買い替えることで、根本的に問題を解消でき、快適な空間を長く維持することが可能です。
応急対策と本格的な改善策、それぞれの特徴を理解したうえで、自分の暮らしに合った方法を選ぶことが大切です。
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